幼保一体化への取り組み
武蔵町保育園は、昭和25年9月1日の開園より社会福祉事業として、共働きの家庭の子ども達を中心に保育し、また、むさし幼稚園は、昭和46年に開園し、学校法人・教育事業として就学前までの子ども達を保育してきました。保育園は福祉事業、幼稚園は教育事業と事業を分け、保育に欠ける(共働き家庭)子どもは、保育園に、そうでない保育に欠けない子どもは、幼稚園を活用してきましたが、両園とも基本理念は、「保育に欠ける・欠けない(共働き・専業主婦)」にかかわらず、地域のすべての子ども達の健全育成を目標としてきました。
ですが、近年の国東市の子どもを取り巻く環境は、核家族化、共働き家庭の増加、少子高齢社会、地域における人間関係の希薄化と、子ども達を取り巻く環境は変化しています。多様化した保育サービス・地域ニーズといった地域子育て貢献を求められている武蔵町保育園・むさし幼稚園にとって、従来通りの「保育に欠ける・欠けない」と分けた子育てシステムでは、十分な対応が難しくなってきました。
今後の保育園・幼稚園の事業展開として、地域の子育て家庭のニーズに包括的に対応すべく、就学前の教育・保育を一体として捉えた、一貫した幼保一元施設を建設し、保育・教育機能、子育て支援・相談機能、幼児健全育成機能を備え、地域に広く保育環境を提供していきたいと考えています。
0才から5才(就学前)までの子ども達を一貫することで、延長・預かり保育の充実、給食・食育の推進、小学校との連携と、これまで以上に保護者・地域に安心・安全な子育て環境を提供できると考えています。「保育園に教育の恩恵を」「幼稚園に福祉の恩恵を」という考え方で、幼稚園教諭と保育士が協働し、互いの能力を向上させ、よりよい子育て環境と子どもの成長「すこやかな体、ゆたかな心」を目指していきます。
特別保育
- 乳児保育事業
- 年間を通じた乳児の入所に対応するために、乳児保育を担当する保育士の確保と乳児保育の一層の推進を図っています。
- 預かり・延長保育事業
- 幼稚園・保育園の保護者の就労形態の多様化、通勤時間の増加等に伴う延長保育に対する需要に対応するため、通常の保育時間を延長して保育を行います。子ども達の安全と心身の健やかな成長を願い、子育ての応援をします。
- 幼保合同保育事業
- 専任の講師による保育園・幼稚園の合同保育による活動
- リトミック
- 音楽を通して「心身の一致」を図り、健やかな体を育てる。
- えいごあそび
- 歌、ゲーム等を通し、異文化・英語の面白さを実感する。
- 給食推進事業(食育推進プログラム)
- 近年、子どもを取り巻く食環境は、「朝食の欠食」「一人で食べる個食」の増加と大いに変化しています。これがもたらす実態として、元気がなく遊べない、体力の衰え、低体温、内股でよく転ぶなどの、子どもの体の変化がみられます。
当園の行う給食とご家庭との協力で、よりよい食環境をつくりたいと思います。- 給食の実施
- 『給食だより』による情報提供
- 月1回のお弁当日
- テーマ「楽しく食べる子どもに」
- 目指す子どもの姿
- お腹がすくリズムのもてる子ども
- 食べたいもの、好きなものが増える子ども
- 一緒に食べたい人がいる子ども
- 食事づくり、準備にかかわる子ども
- 食べものを話題にする子ども
- 一時保育事業
- 保護者がパートなどで週1~3日の範囲で断続的に働く、あるいは保護者が病気やケガなどで入院・通院するなど、一時的に昼間、子どもの保育をする方がいない場合に、子どもを当園でお預かりします。
- 子育て支援事業
- 保育園にも幼稚園にも在籍しない就学前の親子を対象に、地域における子育て家庭の支援を実施します。
- 福祉センター
- 月、水、金曜日
- むさしこども園
- 火、木曜日 AM10:00より